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パパラク研究所

日本とUSのビジョナリー企業、経営コンサルティングファーム、ベンチャー企業での事業戦略立案、マーケティング戦略立案、事業開発、事業管理、業務改革などの経験を活かして、パパが、楽で、楽しく子育てできるような毎日を研究していきます!

「達成の方程式」と子育て

今年のビジネス書のヒット作

今年、ビジネス書の中で最も売れた本の1つに、こちらがあります。「GRID やり抜く力」

ハーバード大を卒業して、戦略コンサルティングファームのマッキンゼーでコンサルタント、その後、オックスフォード大で神経科学の修士号、ペンシルバニア大学で心理学の博士号を取得し、現在、ペンシルバニア大学で心理学の教授をされている方の本になります。

ビジネス書に分類されるのですが、副題で、「人生のあらゆる成功を決める究極の能力を身につける」とあるように、ビジネスだけでなく、スポーツなど他の様々な領域に適用できる考え方がまとめられています。先の通り、学者の方の社会科学の本なので、様々な領域の定量データや定性的なフィールドワークを統合的にまとめた内容なので、当然っちゃ当然なのですが。

才能と努力の「達成の方程式」

常日頃考え、実践している内容が、様々なファクトで立証されていて、読んでいてどんどん整理されて気持ちよかったです。そのうち、最も中心的な考え方がこちらです。

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昔から、天才?秀才?とか色々な説が出ていますが、不毛な議論なんですよね。努力のパラメータが2乗で効いていて、何が重要かがわかると思います。才能も1つのパラメータとして無視はできませんが、努力のインパクトが大きいわけです。

この努力か才能かの話で思い出すのは、大学の友人の妹さんのお話。中学受験で失敗したらしいのですが、その後猛烈に努力して勉強をし、東大法学部に入り確かロースクールに留学もしていたと思います。中学受験は努力の要素もあるとは思いますが、才能がドライバーとして効きやすいですが、大学受験はプラス努力がないと厳しくなります。ちなみに、僕は逆のパターンで大学受験は失敗しちゃってます。

努力が大事。としたときのコミュニケーションポイント

この式を前提とすると、子育てや教育において、何を褒めるべきか、が明白になります。少し前に他の本で話題になっていましたね。

× 頭が良いわね

◯ よく頑張ったね

例えば、テストで良い点数を取ったとき、能力ではなく、努力したことを褒めることで、その子の成績の伸びがより大きい、というお話。

仮に点数や頭が良いことを褒めると、努力をしなくなり、その時点では良い点数をとれたとしても、難易度の曲線が頭の良さだけではカバー仕切れなくなり、努力がモノを言ってくるわけです。時間軸は実際長いわけで、その時間軸を考えた時には、才能よりも努力のパラメータが大きく効いてくるのですね。

ということで、テストだけではなく、子育ての色々な局面で、努力のパラメータをぐっとひっぱるようなアドバイスやフィードバックや会話が重要なわけですね。そういった子育て目線で読んでも、この本は結構面白かったです。

(おまけ)「達成の方程式」とイチロー

本中には、では、どのように努力をするのか、という問いへの答えも書いてあったりします。要は、少しストレッチした目標を立て、そこに向けて努力をする。そのようなPDCAを頻度高く繰り返すことで、質の良い努力をすることの重要性を説いていますが、これは、イチローの目標設定の考え方と同じで驚きました。